横浜生まれ、横浜育ちの友人が、アラ還にして初めて沖縄観光へ行くとのこと。
「ぐっち子さんが行ったことのある思い出のお店を教えてほしい」とメールが来たので、いくつか文面で紹介した。
そのうちの一店、「ピザハウス本店」の思い出を説明するために、イラストを描いて添付した。せっかく描いたのでブログで改めて紹介したいと思う。
ピザハウス本店について
公式HPより沿革を抜粋
◆1958年に沖縄市にてオープン。
◆宜野湾市を経て1988年に浦添市城間(ぐすくま)の旧アメリカ総領事館を改装して移転。
◆道路拡張工事に伴い2010年に閉店、6年間の休業に入る。
◆2017年3月浦添市港川にて、城間旧本店を踏襲した外観で新本店を再オープン。
私の場合、新本店の方はまだ訪れるチャンスがなく、記憶に残るのは旧本店の方である。
カジュアルな店名に反し、本店はダイニングのほか個室やバーを擁する本格的なレストランである。支店となる「ピザハウスジュニア」は、ショッピングモールなどに現在7店舗を展開している。
以下、友人に送ったメールを加筆修正しました。
ピザハウス本店の思い出
20年ほど前、私が印刷会社の社史編纂室に勤務していた頃。当時はO社(地元アルコール飲料メーカー)の社史が進行中だった。
あるとき大きな会議があり、室長、先輩、私、の編纂室メンバー3人(全員女性)でO社を訪れた。
数時間後、会議が終了したころは陽が傾いていた。
すると社史の窓口だった取締役おふたりが、私達に夕食をご馳走してくれることになった。場所はO社と目と鼻の先にあるピザハウス本店である。(現在、O社は移転)
私はメニューを選ぶ際、O社に合わせてベーシックなものにした。(どれがベーシックかわからず目がうず巻きになるくらい悩んだ記憶)
そして料理が揃った頃、灯りを落とした店内にひとつだけワゴンでうやうやしく登場した料理は…
我らが室長のものだった。
ウェイトレスが丸い金属の蓋をあけると、香ばしいお肉がジュウジュウ焼けており、皆で「おおっ~!」と声を上げた。
さっきまでの緊迫した会議では場を仕切っていた室長が、あえて空気を読まないモードに切り替わっていたのだ。いつのまにぃ~。
予想外のきらびやかさに一瞬たじろいた編纂室メンバーだったが、O社のおふたりには大ウケで、いっそう和やかに会食は進んだのだった。
おわり
国道沿いにあった旧本店がアーカイブに残っていました(現在のメイクマン付近)
スポンサーリンク