いくらなんでも35歳 もうアラフィフ編

いくらなんでも35歳までには結婚すると思っていた50代おひとりさま絵日記。

物撮りで思い出す三つの顔

SNSに使う小物を物撮り(ぶつどり)していると、ふと頭をよぎる過去のできごとがある。あれは印刷会社の社史編纂室で編集業務をしていたころ。

 

社史の資料としてお借りする予定だった古い出版物が、先方から「やはり貴重なため貸し出せない」と断られ、その出版社へ出向いて撮影することになった。

以下は社内カメラマンとのやり取りである。


私よりすこし年上のカメラマンは、中途採用だけあって即戦力かと思いきや…。

本当に実務経験があるのか疑わしいレベルだった。

私の直属の上司にあたる美大卒の室長は彼を全く信用しておらず、社史関連の写真はほぼフリーカメラマンにお願いしていた。

その時も室長に報告するやいなや「フリーの○○さんに頼みなさい」「ですよね…」みたいな流れになった。

【参考資料】


撮影当日。
お願いしたいつものカメラマンは、先方が用意したデスクに持参した紙等で「物撮り台」をこしらえ、難なく業務をこなした。

 

個人的なSNSに使う物撮りと商業用の物撮りは別物だと重々承知はしている。

ただ、ちょっとした物撮りでファインダーを覗くたびに~社内カメラマンのドヤ顔と室長の呆れ顔、フリーカメラマンの驚いた顔がセットで思い出されてしまう。ええい、いちいち出てくるの、やめーい!

どうにかして…もっと良い記憶で書き換えられないものか。


応援ありがとうございます
「いちいち思い出すの、やめーい!」シリーズが描けそうです