楽しいけれど身につまされるバレエあるある
松浦景子さん(吉本興業)の「バレエあるある」動画を見て気づいたこと。
バレリーナ芸人による細かすぎて伝わらないバレエあるある★回転 ピルエット ターンの違い【キッズ/大人マダムクラス/上級者プロ/宝塚歌劇団受験生】
松浦さんが4者の違いを再現した動画にて。そのうちマダムクラスについてコメント欄で、「服装」「乱れ髪」「ヒジの下がり具合」「回りきれないターン」などの再現度が凄い、と盛り上がるなか、私はここが凄いと思った。
「トンベ パドブレ」というステップの第一歩目。思いっきり膝を上げて~さぞや大きく進むと思いきや…
真下に下ろすんか~い!その場でちいさく足踏み。進まないんかい。まさに芸が細かい。
後ろの足もなんの助けにもならず中途半端…ちんまりとした動き…なにもかも私の「アラベスク」みたいじゃないか。(↓まだ欠点に気づかない時に描いた)
8年前の動画を見直した
アダージオ(ゆっくり)以外のアラベスクは後ろの足を蹴り上げる必要がある。特にトウシューズは意識して蹴らないと上がらない。(「後方のグランバットマン」と呼ぶべき?)
だが私の場合、蹴っても空振りというか感覚が乏しく、上げた足がとっちらかっていた。膝下が内側にぺろんと折れてしまうことにリハーサル動画で気がついた。メイトさん達のように美しく伸びない。
スタジオリハは後方アングルなので全体リハーサルの前方アングルで検証してみた。前列メイトさんがお休みで丸見えだった日。
軸足をしっかり前に出してプレパレーション(準備)。黄色地点に足を置くと見せかけて…
はい引き寄せた!ほぼ真下やないか~い。これから蹴り上げる足も内足だったり。
そしてすでにポワントで立っている軸足に近い地点から蹴り上げた!曲芸かな。
はい、曲がりました!(悲)
衣装の下で腹筋が耐えられずお腹びよ~んになっている。
ちなみに反対側も同じ立ち方ながら…
ぺろん度低めなのは利き足の強み。
言い換えれば、体幹がしっかりしていれば多少無理な体勢からでも行けるということだろうか。私のように体幹よわよわな人ほど、正しいポジションを身に着けてそれを助ける必要があるということですね。
【情報量多め】
足を上げたい気持ちが手や肩に伝染するのはバレエあるある。それにしても花輪を持つメイトさんのポジションの美しさよ!
すっかり忘れていたけど、私は発表会に出る前はトウシューズでのアラベスクは床から足を数センチ離すだけで四苦八苦していたらしい。
それを考えると大、大、大進歩ではないか。欠点ばかりでなくちゃんと良い所も認めよう。
【感謝】私が足を引き寄せて立つ癖は、発表会後にお世話になった教室でご指導を受けて今回改めて確認できました。
応援ありがとうございます
【お手本】足を出した地点に立つ!体幹と正しいポジション最強です。