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そんな夢を見たのは、まだ母の死が悲しくて仕方なかったころ。
目が覚めて母がいない現実にひどくガッカリした。
20年経ったいまは、母が生きていたことさえ忘れそうな薄情ぶりである。

 

母の場合は病死なので心の準備はできたけど、だんだん弱っていく姿を見るのは辛かった。だがもしも事故や災害による突然死だったら、また別の喪失感に苦しめられたかもしれない。

 

東日本大震災で大切な人を亡くした方々の悲しみが、いつか癒されることを祈ります。


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