30代で地元にいたころ。
ある大手企業に出向して社史の執筆にあたっていた。
出版社がひとりだけつけてくれたアシスタントの青年は
何事にもこちらが求めた以上の仕事をしてくれて有能だった。
私語はほどんどせず、微笑をたたえたクールな彼。
そんな彼が唯一アツくなることがあった。
ちょうど敷地内ではビル増設工事が行われていた。
始業前にその進捗状況を眺めるのが彼の日課であった。
建築現場に並々ならぬ関心を示す姿を
毎朝おもしろく眺めていた。
残念ながら、
私たちの作業部屋が窓のない部屋(悲)に移動したり、
また彼自身も社に戻されて人員が替わったり…で
それはわずか数ヶ月間のできごとだった。
なのでほとんど思い返すことも
なかったのだが、
久しぶりに顔が浮かんだのは…
博多駅前の道路陥没事故である。
思ったより復旧が早くて驚いた。
明日14日夜から通行可能だという。
あのとき窓に張り付いて感嘆していた青年の気持ちに、
十余年を経てシンクロしたのであった。
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