カンニング魔の大城くんのことで
別件を思い出したのでつづきます。
大城くんとは小学三年生でまた同じクラスになった。
一、二学期は特に記憶にないのだが
あれは三学期の終わりごろ。
大城くんに
「ちょっと話があるから来て」と
誘導された場所が…
小三とはいえ
ただならぬ気配に困惑するわたし。
その数日前、
わたしの手提げかばんをひったくって
「うぇーい!」とはしゃぎながら
水たまりにぶちこんだ大城くんが
わたしの顔を凝視したまま何もしゃべらない。
便器をはさんで男女の間に沈黙が流れる。
そしてついに沈黙は破られた。
三年生時は暫定的なプレハブ教室で
トイレも仮設用だったので
イラストよりずっと狭かったと思う…。
いや、そんなことは置いといて
「いったい何に似ているのだ!」
その謎はいまだ解かれていない。
なぜならマンモス校ゆえ
三学期が終わると学校分離が行われ
わたしは残留し、彼は新設校へ転校した。
これがわたしの記憶に残る
大城くんとの最後の思い出なのである。
仮に大城くんが
私に好意を持っていたとしても
かばんを水たまりに落とした罪は
ゆるさね~から!
応援クリックに感謝します!
人気ブログランキングへ
スポンサーリンク