突然ですがバレエ界隈で話題の 谷桃子バレエ団 のYouTubeチャンネル(以下、谷ch)をご存知でしょうか。私も一年前から視聴しており、夏には舞台も観に行きました。
一部内容や取材方法に思うところはありますが、バレエから離れた私にとって貴重なバレエとの接点です。
谷氏の没後、2019年頃から赤字経営の団運営改革に取り組み、2023年6月にYouTubeチャンネルの改善に着手、これまで配信されてきたPR動画とは違う各層の団員に密着したドキュメント動画の配信が話題となる。(Wikipediaより要約)
実は数年前、とある教室の全幕公演(発表会)にて2幕「扇の舞」と3幕「幻影の場」の群舞で出演しました。
最近の谷chを視聴するたびにあの時の思いがよみがえってきます。
「扇」は大人クラスだけのメンバーで、トウシューズではなくバレエシューズを履いての踊りだったので少しだけ心の余裕もありました。
↓発表会に招待した友人たちへのチケットに同封した イラストの一部

幻影の場は違いました。
大人クラスから数人、上のクラスの先輩方に混ざってのトウシューズの踊り。
出演箇所が4場面ほどあり、ひとつクリアしてもあとからあとから難しい場面が出てくるので、常に追い込まれていました。
↓同じくチケット同封のイラストより

参考までに「幻影の場」とは
戦士が踊り子の恋人を裏切って別の女性に走った結果、恋人に死なれた。戦士は自分が悪いくせに自暴自棄になり阿片を吸い、その時に見たマボロシの光景~です。
※谷桃子バレエ団では「阿片を吸いすぎた戦士も一緒に黄泉の国へ~」というお話になっています。
特に、本番一週間前まで出来る気がしなかったのが…
プリエ、パッセで8歩下がるだけの動き。(この動画は4歩後退4歩前進)
谷chでは、前のソリスト3人がくるくる踊る後ろで8歩後退している動きです。(33:30頃~)さすがに皆さん涼しい顔でこなしておられます。
8歩後退する間、谷chでも指導されている「5番」のポジションが正しい位置に入らなかったから。
正常なのは2歩くらいまでで、あとは膝が前に向きたい我が足との戦いでした。

ああそれなのに
私の怠惰な右足が外旋してくれなくて次第に乱れ始める。


「もぞっ」とポジションを直す間もないアップテンポで、リハーサル中はひとりだけついていけず、先生が手を取って指導してくださったことも。
それは…

一週間後に迫った本番を前に、己の技術では身体を引き上げて~とかドゥミを使って美しく…とか無理だと悟り、たとえ足元は多少乱れても群舞で悪目立ちせず終わりたい!その一心でした。
私は日頃からパワー不足と指摘されていたので、頑張って勢いを付けたくらいがちょうどよかったのかもしれません。
あとから本番動画を見ると…
最前列ではないので足元は定かではないものの…悪目立ちはしていませんでした。
8歩後退は あっという間で、直前の「ついに来たぞ…」と静かに挑む心境と、直後は一気に解放されてソテ アラベスクを跳んだ記憶の方が印象に残っています。

ところで、3幕群舞の一番の見せ場ともいわれるアラベスクで坂を降りるシーンはどうしたかというと…

公式HPより
ありませんでした。
発表会に際し、先生はわりとチャレンジングな演目や役柄を生徒に与える方でしたが、その先生をして「技術的に無理だから」と省略されました。大人クラスから数人招集されたくらいなので、人数的な面もあると思います。
最初はすこし残念に思いましたが…
いざリハーサルが始まると、私はトウシューズだと平面でさえ「ぷるぷるわなわな」することがわかり、なくてよかったと安堵しました。
話を谷桃子バレエ団に戻して、推しのダンサーを一人だけ選ぶとするとソリストの前原さんでしょうか。
当初はあまりYouTubeに登場されませんでしたが、最近では抜群の安定感で注目されコメント欄でもよく名前があがります。
実は横浜のオープンスタジオで前原さんに習っていた時期があり、当ブログでも何度か記事に描いてしまいましたが~

↑必死な生徒を冷静に励ます前原先生 元記事
こんなにクリアで素晴らしい踊りをされる方とは存じませんでした。
今回のバヤデールでは重要なソロの踊りのほか、主役の代役としての練習もされていました。
近い将来、主役を踊られることをいちファンとして願っています。

応援ありがとうございます
一部内容や取材方法に思うところはありますが、バレエから離れた私にとって貴重なバレエとの接点です。
谷桃子バレエ団とは
1949年に谷桃子氏により創設。昨年2024年に75周年を迎えた。谷氏の没後、2019年頃から赤字経営の団運営改革に取り組み、2023年6月にYouTubeチャンネルの改善に着手、これまで配信されてきたPR動画とは違う各層の団員に密着したドキュメント動画の配信が話題となる。(Wikipediaより要約)
バヤデールとは
谷chでは2025年1/18(土)、1/19(日)の新春公演に向けてリハーサル動画が公開されています。演目は「ラ・バヤデール」。音楽がたいへん美しいです。バヤデール(La Bayadère)は、フランス語で「インドの舞姫」を意味するバレエ作品。古代インドを舞台に、舞姫と戦士の悲劇的な恋を描いています。
私も発表会で踊りました
実は数年前、とある教室の全幕公演(発表会)にて2幕「扇の舞」と3幕「幻影の場」の群舞で出演しました。最近の谷chを視聴するたびにあの時の思いがよみがえってきます。
「扇」は大人クラスだけのメンバーで、トウシューズではなくバレエシューズを履いての踊りだったので少しだけ心の余裕もありました。
↓発表会に招待した友人たちへのチケットに同封した イラストの一部

幻影の場は違いました。
大人クラスから数人、上のクラスの先輩方に混ざってのトウシューズの踊り。
出演箇所が4場面ほどあり、ひとつクリアしてもあとからあとから難しい場面が出てくるので、常に追い込まれていました。
↓同じくチケット同封のイラストより

参考までに「幻影の場」とは
戦士が踊り子の恋人を裏切って別の女性に走った結果、恋人に死なれた。戦士は自分が悪いくせに自暴自棄になり阿片を吸い、その時に見たマボロシの光景~です。
※谷桃子バレエ団では「阿片を吸いすぎた戦士も一緒に黄泉の国へ~」というお話になっています。
私だけ出来ない!
特に、本番一週間前まで出来る気がしなかったのが…プリエ、パッセで8歩下がるだけの動き。(この動画は4歩後退4歩前進)
谷chでは、前のソリスト3人がくるくる踊る後ろで8歩後退している動きです。(33:30頃~)さすがに皆さん涼しい顔でこなしておられます。
苦戦した理由
8歩後退する間、谷chでも指導されている「5番」のポジションが正しい位置に入らなかったから。正常なのは2歩くらいまでで、あとは膝が前に向きたい我が足との戦いでした。

ああそれなのに
私の怠惰な右足が外旋してくれなくて次第に乱れ始める。


「もぞっ」とポジションを直す間もないアップテンポで、リハーサル中はひとりだけついていけず、先生が手を取って指導してくださったことも。
苦肉の策で本番に挑む
それは…
一週間後に迫った本番を前に、己の技術では身体を引き上げて~とかドゥミを使って美しく…とか無理だと悟り、たとえ足元は多少乱れても群舞で悪目立ちせず終わりたい!その一心でした。
私は日頃からパワー不足と指摘されていたので、頑張って勢いを付けたくらいがちょうどよかったのかもしれません。
あっという間の本番
あとから本番動画を見ると…最前列ではないので足元は定かではないものの…悪目立ちはしていませんでした。
8歩後退は あっという間で、直前の「ついに来たぞ…」と静かに挑む心境と、直後は一気に解放されてソテ アラベスクを跳んだ記憶の方が印象に残っています。

名場面はどうなった?
ところで、3幕群舞の一番の見せ場ともいわれるアラベスクで坂を降りるシーンはどうしたかというと…
公式HPより
ありませんでした。
発表会に際し、先生はわりとチャレンジングな演目や役柄を生徒に与える方でしたが、その先生をして「技術的に無理だから」と省略されました。大人クラスから数人招集されたくらいなので、人数的な面もあると思います。
最初はすこし残念に思いましたが…
いざリハーサルが始まると、私はトウシューズだと平面でさえ「ぷるぷるわなわな」することがわかり、なくてよかったと安堵しました。
箱推しですが~推しは誰?
話を谷桃子バレエ団に戻して、推しのダンサーを一人だけ選ぶとするとソリストの前原さんでしょうか。当初はあまりYouTubeに登場されませんでしたが、最近では抜群の安定感で注目されコメント欄でもよく名前があがります。
実は横浜のオープンスタジオで前原さんに習っていた時期があり、当ブログでも何度か記事に描いてしまいましたが~

↑必死な生徒を冷静に励ます前原先生 元記事
こんなにクリアで素晴らしい踊りをされる方とは存じませんでした。
今回のバヤデールでは重要なソロの踊りのほか、主役の代役としての練習もされていました。
近い将来、主役を踊られることをいちファンとして願っています。

応援ありがとうございます
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