バレンタインデーではじめて
チョコをあげたのは小学六年生のときだった。

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当時、陰気すぎて逆に目立っていた私は、クラスのお調子者&ちょっと乱暴者のT君から、なぜかわかりやすい絡まれ方をしていた。

 実際は好きな男子の名前を打ち明けるまで何ヶ月もかかった。それでもひるまず絡んでくるT君に少しずつ惹かれていった。 

だってT君はオシャレでカッコよくてスポーツもできた(小学生らしい安直な理由)。
授業中に面白いことを言って笑いをとったり…と、私とは正反対の陽気さがまぶしかった。 

勉強は苦手のようだったが、歌うとたいへんな美声で独唱コンクールに出るようなギャップも素敵に思えてきた。
ただ、当時の人気は「大人っぽい男子」だったので、T君はモテ男子ではなかった。

 

そしてバレンタインデーの日。
私がチョコをあげたのは、別のクラスのクール男子ではなく、T君だった。

 

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どんな渡し方をしたか覚えてはいないが、T君はとても喜んでくれ、それはクラス中に知れ渡ることとなった。

 

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だが… 

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つづく 

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ただの「陰気」が神秘的なJSに見えたのかもしれぬ

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