長らく…
「とっさに左右を認識できない病」
を患っている私は、
「パ (バレエの動作)の順番を覚えられない病」
を併発してもはや慢性化している。


最初に10年ほど在籍していたクラスでは、
先生はおひとりで
たいてい順番のパターンが決まっていたので
覚える努力は要らなかったのである。

 

しかし、ぬくい古巣を飛び出してからは…

レッスン中、脳細胞がパチパチし過ぎて
真っ白になる現象
を何度も体験している。
THE ホワイトアウトっ!

長い間、なんとな~く
つまづいていた問題がコレ。

順番を覚える以前の問題なのである。
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センターレッスンも中盤にさしかかると
先生から
「では、教室の端から行きましょう」と
順番に教室を横切るレッスンになる。

それはパ単体の繰り返しだったり、
パのコンビネーションだったり。


そして端にスタンバイした人は
あたりまえのようにポーズするのだ。

クロワゼで。

クロワゼで。
(大事なことなので二度言いました)

 

しかし私は本当に長い間、気が付かなかった。

「端からどんどん行ってくださいレッスン」
の出だしはクロワゼが毎度
「お約束」だということに。

 

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左右のうち、通常は「右」方向からスタートなので
(観客側から右手)
「最初は左足を前で…右足を出して動きだすのね」と
自分の番が来るまで
ドキドキしながら前の人の足元を確認していた。

それはそれは毎回毎回、
律儀に確認していた…。


「ハッ!∑(゚Д゚) もしかして…
出だしはクロワゼって99%決まってる?」

と気付いてからは、
ようやく全体の動きも確認できるように…
なったかもしれぬ。


先生はよく
「覚えてない人は前の人を見て確認しなさい」
とおっしゃるが、
まさか出だしで悩む生徒が
列に潜んでいるとは思っていないだろう。

わからないのは そこかい!と。

 

クロワゼに気づかなかった
最大の理由はコレかもしれない。

 

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ベテランはスタート直前に体重移動して
一歩を踏み出すが、なかには省略して
最初から体重移動後の形から
スタートする人もいる。

目にも止まらぬ早さ…
ではないけど、変身に惑わされるの巻。


ここ数年は、
観客側の足を前にすればクロワゼだろう、
という荒っぽい覚え方で乗り切っている
バレエ歴実質10年の私なのである。

 

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